牛乳が白いのは、牛乳中のたんぱく質と脂肪に関係しています。
牛乳の主なたんぱく質であるカゼインは、リン酸カルシウムやリン酸マグネシウムなどと結びついた小さな粒子として牛乳中に分散しています。また、脂肪も微細な脂肪球として牛乳中に分散しています。
牛乳が白く見えるのは、このたんぱく質の粒子や脂肪球が光を乱反射するためです。
乱反射した光が白く見えるのは、赤橙色、緑色、董色の3色の波長の光がほぼ同じ程度に乱反射される場合です。
細かな水滴の集まりである雲や雪、海辺の波頭が白く見えるのも同じ理由です。