牛乳の殺菌法は加熱殺菌で、加熱温度と加熱時間により5つに区分できます
殺菌方法名 |
殺菌方法の内容 |
1)低温長時間殺菌法 (LTLT法) |
保持殺菌法ともよばれ、生乳を63~65℃で30分間保持する殺菌法です。 |
2)連続式低温殺菌法
(LTLT法)
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生乳を65~68℃で30分間保持する殺菌法です。 |
3)高温保持殺菌法 (HTLT法) |
生乳を75℃以上で15分以上保持する殺菌法です。 |
4)高温短時間殺菌法 (HTST法) |
生乳を60℃前後に予備加熱し、次いで所定温度まで加熱して保持する殺菌法です。72℃以上で15秒の殺菌が基本です。 |
5)超高温瞬間殺菌法 (UHT法) |
現在わが国で広く使われている殺菌法です。120~150℃で1~3秒保持による殺菌で、殺菌効率がきわめて高く無菌に近い状態になります。この殺菌法により、製品の保存性が著しく改善されました。 |
なお、日本では現在、「超高温瞬間殺菌法」が主流で、9割以上を占めています。現在、弊社で製造している牛乳も、全て「超高温瞬間殺菌法」を用いています。