カカオ豆は、強い苦味が特徴です。同じ品種でも産地が変わると、味や香りに差が生じ、個性が違うものになります。
(1)コートジボワール/西アフリカ:マイルドでおとなしい苦味や重厚感が特徴で、世界的に親しまれている味です。
(2)ガーナ/西アフリカ:コクや香ばしさがあり、酸味、苦味、渋味のバランスが良い風味。スタンダードなカカオの味わいです。
(3)エクアドル/中南米:フローラルな香りと強いカカオ感、後味に残る適度な渋味が特徴。
(4)ベネズエラ/中南米:ナッツのような香ばしい香りが特徴的で「ナッティ」な香味と表現されます。酸味、渋味、苦味のバランスが良く、コクがある、雑味が少ないなどの特徴を持つカカオ豆です。